1997年から麻酔科医1名で麻酔科が開設され、年間300症例前後の麻酔科管理症例で推移していましたが、2008年以降は症例数が徐々に増加し、1,000症例前後の麻酔管理をスタッフ1名、レジデント0名、非常勤麻酔医(火曜~金曜各曜日午後から1~2名)によって行っています。
【写真1】
新型デスフルラン気化器(右側青色)がFabius GSに装着された風景。左にセボフルラン気化器(黄色)が並んでます。上棚には新型BISモニター装置が設置されています。後ろには黄色(圧縮空気)と緑色(酸素)のパイピングがされていますが、青色(笑気)はありません。当院では、地球のオゾン層破壊に繋がる笑気(N2O)は一切使用(=排出)しておりません(*)。
麻酔器のテーブル上には、麻酔台帳を記入する際の年季の入った”下敷き”が置いてあります。当院では、今だに麻酔台帳は”手書き”です。写真右奥の使用していない足台には術中に流す音楽のためのスピーカーが置いてあり、iPhoneやiPodなどを利用されています。
*No laughing matter : 2009年8月、アメリカ海洋大気局の研究者らは、N2Oがオゾン層を破壊する最大の要因となっているとする試算に関する論文を「Science」誌に発表しました(Science 326, 123-125, 2009)。この報告を受けて「Science」誌では、N2Oがlaughing gas(笑気ガス)と呼ばれていることに掛けて「Nitrous Oxide: No laughing matter(笑いごとではないよ)」という題名の解説文を掲載しました(Science 326, 56-57, 2009)。
【写真2】
ある日の麻酔管理風景です。左から経食道心エコー。その前にBISモニターとシリンジポンプ数台、その横にベアハガーウォーミング器(温風加温システム)、麻酔医背中側にCOLIN社の旧式生体情報モニター、その後ろにDraeger社の旧式麻酔器が設置されています。無影灯は旧式タイプ。LEDタイプはまだ一つも導入されていません。術後レントゲンは一旦現像した後、フィルムを手術室の部屋内のSchaukastenまで運んで確認しています。手術室内にLANが無い為、画像配信が旧式の手渡しですので、時間が少しかかります。
2011年度はスタッフ1名、レジデント0名(1ケ月間年間3名のみローテーション)、非常勤麻酔医(火曜~金曜各曜日午後から1~2名)によって、中央手術室(8室)にて全身麻酔管理を行っています。循環器疾患、敗血症、DIC、COPD、ARDS、奇形合併患者など多彩な症例に関わっています。緊急手術も全体の約10%を占めており、数多くの症例を経験できることが特徴です。
近隣の地域貢献の一貫として、救命救急士気管挿管実習を常勤麻酔科医1名としては多めの各年度8月~3月までに4~5名(例:名古屋市、津島市、知立市、蟹江市消防署等々)の指導依頼を受け、実習指導しています。無事故で約4週間という短期間で全員無事に修了されています。希望者には、正しい実践的なラリンゲルマスク挿入指導や、従来の喉頭鏡による挿管と共にAWSによる挿管指導も安全に実施しています。
大変忙しく厳しい状況ですが、積極的にメジャーな学会への発表参加(参加のみでも年間2回までは出張費用が支給されます)が可能です。(以下、全ての発表者は伊藤)
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