令和7年度 名鉄病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 785 306 331 301 483 862 1035 1753 1960 690
「人に寄りそう命と向き合う」を合言葉に、地域に根差した病院として幅広い急性期患者を受け入れています。特に救急医療に力を入れ、「断らない救急」を掲げ、24時間365日の受け入れ体制を整えています。令和7年度の救急搬送台数は5958台で、年齢別退院患者では60歳以上が64.3%を占めています。超高齢社会を見据え、高度急性期から亜急性期まで幅広い患者を受け入れる体制を整えています。なお、本項目以降の指標は、令和7年6月から令和8年5月までの退院患者を集計したものです。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
老年・総合内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 29 25.38 20.49 20.69 90.45
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 21 28 16.1 4.76 88.38
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 17 17.41 13.42 11.76 79.71
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 9.56 - -
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし - - 9.42 - -
老年・総合内科内科では、主に高齢者に多くみられる疾患を中心に診療を行っています。第1位の誤嚥性肺炎は、嚥下機能の低下などにより、食べ物や唾液が誤って気道に入り、肺炎を起こす疾患です。第2位の肺炎等は、特に75歳以上の高齢者に多くみられる疾患です。第3位の腎臓又は尿路の感染症は、尿路感染症や腎盂腎炎などの疾患です。また、体液量減少症、体液・電解質・酸塩基平衡障害など、全身状態の管理を必要とする疾患も多くみられます。老年内科では、患者さんの全身状態を把握し、多職種と連携しながら、それぞれの状態に応じた治療・支援を行っています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 14 26.79 16.1 7.14 83.43
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 12 16.33 2.99 8.33 80.67
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2なし - - 22.37 - -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし - - 20.49 - -
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 18.39 - -
呼吸器科では肺炎が最も多い疾患です。肺炎は高齢ほど重症化する傾向にあり、当院でも患者さんの平均年齢が高くなっています。第2位は肺の悪性腫瘍(経気管支肺生検の実施あり)です。肺の悪性腫瘍の診断や治療方針を決めるため、気管支鏡検査などを行っています。第3位は肺・縦隔の感染、膿瘍形成です。肺膿瘍など、肺や縦隔に感染を起こした疾患で、長期の治療を必要とする場合があります。第4位は誤嚥性肺炎、第5位は間質性肺炎です。また、抗酸菌関連疾患(肺結核以外)の診療も行っています。当院の呼吸器科では他の診療科と連携をとり、呼吸器疾患の治療にあたっています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 90 8.19 8.76 2.22 77.44
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 50 2.94 2.56 0 72.84
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 49 7.22 7.58 0 59.2
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2なし 45 7.87 8.41 0 66.29
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 45 4.51 5.49 0 45.69
消化器科では、胃・大腸・肝臓・胆道・膵臓などのがん、胃十二指腸潰瘍、大腸ポリープ、肝炎、胆石、膵炎など消化器疾患全般にわたる診療を行っています。消化器科では胆道系疾患が最も多く、胆管結石や胆管炎などに対して、内視鏡を用いて結石を取り除いたり、胆管の中にチューブ(ステント)を挿入し、胆汁の流れを改善します。また、大腸ポリープに対しては内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を行っています。憩室性疾患や虚血性腸炎、ウイルス性腸炎などの腸疾患にも対応しています。消化器科では、急性疾患から悪性疾患まで幅広く診療を行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 86 17.26 17.31 3.49 85.81
050130xx9902xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 60 23.68 23.6 5 80.47
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 47 2.98 3.1 4.26 72.47
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 36 24.69 20.49 25 85.67
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 22 4.73 4.12 4.55 72.55
循環器科では急性心筋梗塞、不安定狭心症などの急性期心疾患から高血圧症、慢性心不全などの慢性期心疾患を主に診療しています。また、救急疾患の受け入れも積極的に行っており、夜間に救急外来を受診された方も心臓の専門医による適切な診断、処置を行う体制をとっています。心不全が最も多い症例となっており、心不全は主として心臓のポンプ機能の低下によって、体内に過剰な水分が貯留して生ずる労作時の息切れや、むくみを主症状とする症候群です。また、狭心症や慢性虚血性心疾患に対する検査・治療も多く行っています。当院では心不全をはじめとする循環器疾患に対し、適切な診断・治療を行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 146 5.47 6.2 0 1.71
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 62 4.74 5.49 0 4.06
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 59 5.76 5.55 1.69 5.36
030270xxxxxxxx 上気道炎 53 4.75 4.7 0 2.36
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 51 4.86 5.86 0 5.35
第1位、3位、4位、5位と気管支炎、肺炎、上気道炎などの呼吸器系疾患が多くなっています。小児科では、肺炎、気管支炎、胃腸炎などの感染症を得意としており、豊富な経験に基づき、的確な診断のもとに治療を行っています。また、食物アレルギーについては、ガイドラインに準拠した経口負荷試験を積極的に行っております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 73 5.1 4.56 0 71.38
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 50 7.08 7.05 2 60.66
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 43 14.91 14.8 2.33 74.26
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 37 5.54 5.36 0 37.59
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 8.55 9.07 0 63.52
外科では鼠径ヘルニアに対する手術が最も多い症例となります。当院では全身麻酔による腹腔鏡下ヘルニア根治術も行っており、入院期間は2泊3日を基本としています。続いて多いのが胆石症や胆嚢炎に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った症例となっています。第3位は結腸の悪性腫瘍に対する手術です。癌に対しては専門医が術前の診断から手術の執刀、退院後の外来に至るまで継続的に診療にあたり、術後の抗癌剤治療、再発の早期発見などのフォローアップを一貫して行っています。第4位は虫垂炎に対する虫垂切除術、第5位は腸閉塞に対する治療となっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 140 24.36 24.75 78.57 83.94
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 59 6.08 12.51 0 24.78
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 54 16.48 16.08 5.56 64.17
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 52 18.98 18.99 82.69 84.29
160620xx02xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 関節滑膜切除術等 33 3.58 6.53 0 41.45
整形外科では、股関節・大腿近位の骨折に対する手術症例が最も多く、高齢者の転倒事例が多くを占めています。当院での急性期治療後は連携パスを用いて連携先の医療機関にてリハビリテーションを継続して行っているため、転院率が高くなっています。第2位、第5位の肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む)ならびに第3位の四肢筋腱損傷では、スポーツ外傷の症例も多く、患者さんの平均年齢も低くなっています。当院では関節鏡・スポーツ整形外科センターを開設し、肩、肘、膝の症例に対応しています。また、胸椎・腰椎以下の骨折損傷など、脊椎の外傷にも対応しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 4.06 7.84 3.23 77.97
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 29 8.38 9.62 3.45 76.31
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 26.73 18.4 72.73 79.18
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし - - 21.85 - -
010200xx99x00x 水頭症 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 6.31 - -
脳神経外科では、頭蓋・頭蓋内損傷に対する治療が最も多くなっています。手術を行わず経過をみる症例と、必要に応じて手術を行う症例があります。次に非外傷性頭蓋内血腫の症例が多く、脳出血などに対して保存的治療を行っています。※DPC名称にあるJCSとは入院時の意識レベルの状態のことです。「JCS0=意識障害がない~JCS300=まったく動かない、痛み刺激に全く反応しない」で分類し、「JCS10=呼びかけで開眼」する状態です。また、水頭症に対する診療も行っています。当科では、診療時間内は日本脳神経外科学会専門医・指導医の医師が担当し、夜間・休日の時間外は待機医制をとり、必要な診察・治療を行っています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 164 2.06 2.47 0 75.3
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 54 4.06 4.24 0 77.65
020210xx97x0xx 網膜血管閉塞症 その他の手術あり 手術・処置等2なし 13 6.31 6 0 69.54
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり - - 3.07 - -
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり片眼 - - 4.39 - -
眼科では、白内障の症例が最も多くなっています。眼の中に入っている水晶体というレンズが加齢などによってにごってきた状態を白内障といい、視力が低下して日常生活に不自由を感じる場合は手術を行います。当科では入院にて白内障手術を行っております。第3位は網膜血管閉塞症に対して手術を行った症例です。第4位は斜視の手術症例となっています。眼の発達は低年齢であればあるほど良好なため、早期発見・早期治療が大切です。第5位は緑内障に対する手術症例となっています。特殊な検査や治療を必要とする症例は名古屋大学付属病院と連携をとって対応しています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 660 2 2.02 0 45.49
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 146 10.67 7.32 0 9.88
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術等 86 8.94 5.96 0 43.72
010060xx99x00x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 51 3.86 5.69 0 73.1
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 40 4.63 4.67 0 62.78
耳鼻咽喉科では、睡眠時無呼吸症候群の検査を行う症例が最も多くなっています。検査は夕方に入院し、翌朝に退院となりますので、日常生活にあまり支障をきたすことなく受けることができます。次に扁桃、アデノイドの慢性疾患、慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫に対する手術を行った症例が多くなっています。真珠腫性中耳炎とは、鼓膜の一部が中耳側にへこんで袋状になり、そこに耳垢などがたまって真珠のような白い塊(真珠腫)ができる病気です。進行すると炎症を伴い、内耳や周囲の神経を破壊していくため、手術による病変の摘出が必要です。当院の中耳サージセンターでは主に真珠腫性中耳炎、慢性中耳炎、耳硬化症などの耳疾患に対して手術治療を行っています。また、前庭機能障害や脳梗塞などの疾患にも対応しています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x41x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病あり 56 22.36 28.21 51.79 74.96
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 40 18.08 16.51 35 71
010060xx99x21x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病あり 35 27.17 28.79 45.71 86.11
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 31 16.48 16.6 25.81 79.35
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 25 30.8 20.49 16 86.48
脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。脳神経内科では、脳梗塞の症例が多くを占めています。時間との闘いである脳卒中に対し、早期に入院治療を開始しています。当院での急性期治療後は更なるADL(日常生活動作)の向上のため、連携パスを用いて連携先の医療機関にてリハビリテーション治療を継続して行っています。また、誤嚥性肺炎や、てんかんなど多くの症例を診療しています。脳梗塞では、患者さんの状態に応じた治療を行い、早期の機能回復を目指しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 289 8.03 7.74 0 72.66
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 162 3.01 2.45 0 70.97
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 90 4.86 5.16 1.11 58.96
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 73 7.14 6.79 0 77.97
11013xxx02xxxx 下部尿路疾患 尿道狭窄内視鏡手術等 63 4.95 5.6 0 68.29
泌尿器科では、生殖器脱出症(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤・腟断端脱などの骨盤臓器脱)が最も多い症例となっています。生殖器脱出症とは、お産による骨盤内支持組織の裂傷や加齢などが主な原因で、腟口から子宮・膀胱・直腸などが脱出する女性特有の疾患です。2位は前立腺癌の疑いに対し、前立腺針生検を施行した症例となります。当院では精度の高いMRI超音波融合前立腺生検(ウロナビ)を用いて、前立腺がんの有無について確実な診断を行っています。その他、尿路結石に対する経尿道的尿路結石除去術や、膀胱腫瘍に対する経尿道的手術、尿道狭窄に対する内視鏡手術なども行っています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 70 5.41 5.9 0 45.36
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 25 5.84 6.01 0 49.36
120060xx97xxxx 子宮の良性腫瘍 その他の手術あり 20 4.1 4.56 0 46.8
120100xx01xxxx 子宮内膜症 子宮全摘術等 11 6 6.62 0 43.36
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 10 3 2.7 0 53.6
婦人科では、子宮筋腫などの子宮の良性腫瘍に対する手術症例が最も多く、2025年は70件となっています。前年の48件から増加しており、腹腔鏡下腟式子宮全摘術など、患者さんの状態に応じた低侵襲な手術を行っています。 第2位は卵巣の良性腫瘍に対する腹腔鏡下手術で、卵巣を温存する必要がある場合など、患者さんの年齢や今後のライフプランも考慮して治療を行っています。第3位は子宮の良性腫瘍に対するその他の手術、第4位は子宮内膜症に対する手術、第5位は子宮内膜ポリープなどの女性性器ポリープに対する子宮鏡下手術となっています。 当科では、子宮筋腫をはじめとする良性婦人科疾患に対して、患者さんの症状や年齢、今後のライフプランなどを考慮し、それぞれの患者さんに適した治療方法を提案しています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 18 33.28 17.31 11.11 82.44
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 7.23 - -
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 11 - -
腎臓内科では、心不全の症例が最も多くなっています。また、慢性腎不全に対する血管形成術などの治療や、慢性腎不全の患者さんの診療も行っています。 腎臓の機能が低下すると、体内の水分や電解質の調整が難しくなり、心不全などを合併することがあります。当院では、腎臓疾患だけでなく、循環器内科など他の診療科とも連携しながら、患者さんの全身状態を考慮した治療を行っています。 また、誤嚥性肺炎や肺炎、敗血症など、腎疾患を有する高齢患者さんに多くみられる急性疾患にも対応しています。慢性腎不全が進行して血液透析療法が必要となった場合には、当院の透析センターで血液透析療法を行っています。腎臓の機能や全身状態を総合的に評価し、患者さん一人ひとりに適した治療を行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 17 29.47 20.49 0 88.06
130010xx97x9xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等29あり 17 44.35 32.87 5.88 81.06
0400800x99x0xx 肺炎等(市中肺炎以外) 手術なし 手術・処置等2なし 14 30.29 18.48 7.14 85.57
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 11 9.27 8.09 0 83.18
130030xx99x7xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等27あり 10 11.1 12.27 0 75.8
血液内科では、非ホジキンリンパ腫や急性白血病などの血液悪性腫瘍を中心に診療を行っています。2025年は誤嚥性肺炎が最も多い症例となっていますが、血液疾患では非ホジキンリンパ腫が多く、治療内容に応じて複数の症例区分が上位となっています。 非ホジキンリンパ腫に対しては、化学療法を中心とした治療を行っています。また、急性白血病に対しても化学療法などの治療を行っており、治療に伴う感染症や貧血などの合併症にも注意しながら全身管理を行っています。 血液悪性腫瘍の患者さんは、治療によって免疫機能が低下し、肺炎などの感染症を合併することがあります。当科では、患者さんの全身状態を把握しながら、必要に応じて他の診療科とも連携し、血液疾患そのものの治療だけでなく、合併症にも対応しています。
内分泌・代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 43 29.7 20.49 16.28 85.74
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 34 24.03 16.1 11.76 85.91
100380xxxxxxxx 体液量減少症 22 18.27 9.56 4.55 69.64
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 14 15.43 13.42 0 81.86
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 12 27.33 13.56 0 66.58
内分泌・代謝内科では、糖尿病をはじめ、糖尿病に伴う合併症や電解質異常、感染症などの診療を行っています。DPCデータでは誤嚥性肺炎が最も多くなっていますが、地域包括ケア病棟の入院を含めると糖尿病関連の入院は68件となり、当科で最も多い疾患です。 当院では糖尿病センターを開設し、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士などの多職種が連携して、血糖コントロールや生活習慣の改善、合併症の予防・治療に取り組んでいます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 30 - - 14 18 40 1 7,8
大腸癌 37 33 32 39 36 13 1 6,8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - 14 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大がんについて集計期間中に入院治療を行った延べ患者数を病期(ステージ)ごとに集計したものです。当院で、がんの診断ならびに初回治療をおこなった「初発」の患者数を比較すると大腸癌が最も多く、次に胃癌となっており消化器がんの症例が多いことがわかります。大腸癌のステージの症例数が多いのは、化学療法のため入退院を繰り返すケースがあるためです。また、不明に分類されている症例は、治療前の検査入院など入院期間中に検査結果がでておらず入院情報のみでは病期分類が出来なかったためと考えられます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 27 8.93 50.70
中等症 112 20.97 82.60
重症 55 26.35 86.05
超重症 16 35.25 84.38
不明 - - -
成人(20歳以上)の市中肺炎患者について重症度別に集計したものです。重症度分類はADROP スコアを用いています。ADROPスコアとは日本呼吸器学会の成人市中肺炎診療ガイドラインに掲載されている肺炎重症度分類の定義のことで、市中肺炎とは普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎のことです。当院における成人市中肺炎の重症度別患者数においては、中等症が最も多く、中等症以上の平均年齢では75歳以上の高齢者の割合が非常に高くなっています。当院では軽症から重症の方まで幅広く肺炎治療を行っており、重症の方にはハイケアユニットにて、より高度な医療が実現できる環境を整えています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 159 21.51 77.27 30.13
その他 70 8.45 74.77 2.18
発症日から3日以内の症例がほとんどです。平均年齢は77歳と高齢者の方が多く、入院期間は約3週間で治療とリハビリテーションを行っています。転院率が30%と高くなっていますが、これは当院での急性期治療後、連携パスを用いて、連携先の医療機関でリハビリテーション治療を継続して行っているためです。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 64 1.27 2.48 1.56 73.95
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 63 1.27 8.54 1.59 75.68
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 53 0.96 4.96 0 73.96
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 43 2.51 10.05 6.98 82
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 36 0.86 5.64 0 74
最も多い内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は、大腸にできたポリープや粘膜内の病変に対し、内視鏡を用いて切除する治療です。病態により入院での治療を行っています。第2位の内視鏡的乳頭切開術は、内視鏡を十二指腸まで挿入し、胆管・膵管の出口にあたる乳頭部を電気メスで切開する手術です。第3位の早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術は、早期大腸癌などに対し、内視鏡で病変を切除する治療法です。第4位の内視鏡的胆道ステント留置術は、胆管の狭窄や閉塞に対し、内視鏡的にステントを留置して胆汁の流れを良くする治療です。第5位の内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術、早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術は、胃や十二指腸の早期癌などを内視鏡で切除する治療です。同じく第5位の内視鏡的消化管止血術は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの出血に対し、内視鏡下で止血処置を行います。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 18 2.11 8.33 0 80.94
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 14 0.86 3.14 7.14 72.64
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの - - - - -
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの - - - - -
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)に対する経皮的冠動脈ステント留置術や経皮的冠動脈形成術などのカテーテル治療の症例が多くなっています。狭くなった冠動脈を血管の内側からバルーンで拡張し、必要に応じてステントを留置する治療です。当院では冠動脈造影検査で重度の狭窄と診断された場合、引き続き治療を施行することもあります。そうすることで、患者様の入院回数を減らすことができます。第1位、第3位のペースメーカー移植術・交換術は、房室ブロックや洞不全症候群などの徐脈性不整脈に対し、体内にペースメーカーを植え込む、または電池消耗などに伴い交換する手術です。ペースメーカーは、心拍数が低下した場合に電気刺激を心臓へ送り、一定の心拍を維持することをサポートする機械です。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 68 1.59 5.09 1.47 59.84
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 42 0.95 2.48 0 69.95
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 38 2.47 11.66 0 74.08
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 37 0.57 3.97 0 37.59
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 32 1.75 3.53 0 73.44
最も多い手術症例は腹腔鏡下胆嚢摘出術で、胆嚢疾患のなかで最も多い胆石症などに対して行っています。急性胆のう炎ではガイドラインに準じて72時間以内の手術を行いますが、炎症の強い症例では消化器科にて経皮経肝的胆嚢ドレナージ(PTGBD)後、引き続き外科にて腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っています。第2位の腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)は、鼠径部のヘルニアに対して腹腔鏡を用いて修復する手術です。第3位の腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術は、結腸の悪性腫瘍に対する切除術となっています。第4位の腹腔鏡下虫垂切除術は、急性虫垂炎などに対して腹腔鏡を用いて虫垂を切除する手術です。第5位の鼠径ヘルニア手術は、メッシュにてヘルニアの穴を覆うことで鼠径部を補強し治療する手術です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 99 3.09 18.61 63.64 82.2
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 59 2.98 22.83 79.66 82.46
K080-53 関節鏡下肩関節唇形成術 関節鏡下肩甲骨烏口突起移行術を伴うもの 48 0.98 2.63 0 22.5
K080-41 関節鏡下肩腱板断裂手術 簡単なもの 44 1.05 10.5 6.82 62.93
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 38 0.58 5.24 5.26 66.61
第1位、第2位が大腿骨骨折などに対する手術症例です。高齢者が多く、ADL(日常生活動作)の改善には長期のリハビリテーションが必要なため、連携パスを用いて連携先の医療機関にてリハビリテーション治療を継続して行っています。転院率が高いのはそのためです。第3位の関節鏡下肩関節唇形成術は、肩関節の脱臼などに伴う関節唇の損傷に対して行う手術です。関節鏡下で手術を行うことで傷も小さく、筋肉などの組織を痛めることが少ないため、比較的早期からリハビリを行うことができます。第4位の関節鏡下肩腱板断裂手術は、肩腱板断裂などに対して行う手術です。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 14 0.79 14.43 0 80.71
K1742 水頭症手術 シャント手術 - - - - -
K190-4 重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ交換術 - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
慢性硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術が最も多い手術です。慢性硬膜下血腫とは、頭蓋骨の内側で、脳を包む膜(硬膜)と脳の表面との間にゆっくりと血液がたまって血腫ができた状態のことで、軽い頭部外傷などが原因で起こります。頭を打ってから数週間~数ヵ月後に症状が出てくることが多く、高齢者に発症することが多い疾患です。慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術は、頭部に小さな穿頭を行い、硬膜下に溜まった血腫を吸引し洗浄する手術です。第2位の水頭症手術は、脳脊髄液が過剰にたまる水頭症に対し、シャントを作成して脳脊髄液を排出する手術です。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 217 0 1.56 0 75.87
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 11 0.55 5.09 0 67.27
K2682イ 緑内障手術 流出路再建術 眼内法 - - - - -
K2423 斜視手術 前転法及び後転法の併施 - - - - -
K2425 斜視手術 直筋の前後転法及び斜筋手術の併施 - - - - -
最も多い手術は白内障の手術で、原則入院にて行っています。水晶体再建術は、白内障によって濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する手術です。硝子体茎顕微鏡下離断術は、網膜前膜、増殖性硝子体網膜症、糖尿病性網膜症などに対して行う手術です。その他、緑内障や斜視に対する手術も行っています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 139 1 9.61 0 12.63
K3191 鼓室形成手術 耳小骨温存術 53 1.15 6.49 0 40.26
K3192 鼓室形成手術 耳小骨再建術 41 1.12 7.39 0 47.85
K318 鼓膜形成手術 27 0.33 1 0 54.3
K344 経鼻腔的翼突管神経切除術 23 1 6.61 0 44.3
最も多い手術は、口蓋扁桃手術です。扁桃肥大による繰り返す扁桃炎や睡眠時無呼吸の改善に対し行う手術です。第2位、3位、4位の手術は真珠腫性中耳炎や穿孔性中耳炎に対し行う手術です。鼓室形成手術は、病巣を除去するとともに、聴力改善のための鼓膜の再建や、人工骨等を用いて聴力を改善させる手術です。当院では睡眠障害センターと中耳サージセンターを開設し、耳鼻咽喉科領域の診療を行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K865-2 腹腔鏡下仙骨腟固定術 149 1.17 5.76 0 68.45
K802-21 膀胱脱手術 メッシュを使用するもの 119 1.21 6.08 0 76.97
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 118 1.39 5.33 0 77.57
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 95 1.69 3.2 1.05 59.29
K8232 尿失禁手術 その他のもの 51 1 2.94 0 67.06
腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)は、骨盤臓器脱に対し、膣壁をメッシュで補強し下垂を矯正する腹腔鏡下手術です。膀胱脱手術は、膀胱が膣側へ下がる膀胱脱に対し、メッシュを用いて支持する手術です。膀胱悪性腫瘍手術は、早期の膀胱癌に対し経尿道的に内視鏡で切除する手術です。経尿道的尿路結石除去術(レーザー)は、体外衝撃波(ESWL)で砕石が困難な結石などに対して、内視鏡とレーザーを用いて結石を破砕・除去する手術です。尿失禁手術は、尿漏れの症状に対して行う手術です。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 63 1.06 3.75 0 47.7
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 25 1 3.84 0 49.36
K6154 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)その他のもの 20 0 3.1 0 46.8
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 15 1 3.8 0 36.6
K872-31 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 電解質溶液利用のもの 11 1 1 0 53.36
第1位の腹腔鏡下腟式子宮全摘術は、主に子宮筋腫などの良性疾患に対し行う手術です。第2位の子宮附属器腫瘍摘出術は、卵巣腫瘍などに対し腹腔鏡を用いて腫瘍を摘出する手術です。当院の婦人科では良性腫瘍、子宮筋腫、一般婦人科治療に力を入れています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 14 1.86 3.57 0 74.21
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 - - - - -
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
最も多い手術は内シャント造設術です。腎臓のはたらきが悪くなり、血液透析という医療的な補助が必要になったとき、バスキュラーアクセスという血液の取り出し口と返し口を作るために行われる手術です。第2位の血管移植術・バイパス移植術は、血管の狭窄や閉塞などに対し、人工血管などを用いて血流を確保する手術です。その他、内シャントの狭窄や血栓に対する治療なども行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 51 0.60
異なる 38 0.45
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 18 0.21
異なる - -
医療の質向上のため、臨床上ゼロにすることはできないものの少しでも改善すべき項目として、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症、手術・処置の合併症について、入院契機病名の同一性の有無で区分して発生率を公表しております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
813 599 73.68
周術期は、麻酔や術後の活動性低下によって足の血流が滞ることで静脈の中に血の塊(血栓)ができやすくなり、できた血の塊(血栓)が血流に乗って肺の血管に流れ込むことによって肺血栓塞栓症を発症し、命に直結する危険性があります。当院では、手術前に肺血栓塞栓症のリスク評価を行い、足関節の運動や早期離床、弾性ストッキングや間欠的空気圧迫法などの理学的予防法、および抗凝固薬による薬物的予防法を患者のリスクに合わせて行っております。また、理学的予防法に関しては、禁忌評価を行った上で、昨年改訂された「2025 年改訂版 肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症および肺高血圧症に関するガイドライン」に準じて、中リスク以上の患者には弾性ストッキングより高い血流促進効果がある間欠的空気圧迫法の機器を増設し、より積極的な導入体制を整えました。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2770 2044 73.79
血液培養は2セット採取が原則となります。 血液培養を2セット行う理由は、「菌の検出率(精度)を上げること」と「コンタミネーション(皮膚の常在菌などの混入・汚染)を見極めること」の2つです。 すなわち、2セット以上の複数セットを採取することは「正確な血液培養が実施できている」ことを表しています。 しかし、小児は1セットが基本となります。 理由としては、血中菌量の違いがあります。小児の敗血症や菌血症は、成人よりも血中の菌濃度(単位体積あたりの菌数)が高い傾向があります。また、採血量の影響があり、複数ボトルに分けるよりも、1本の小児用ボトルに規定量(上限の3〜4mLなど)の十分な血液を確実に接種する方が、陽性率が高くなります。なによりも、採血負担の軽減があり、小児は循環血液量が少ないため、成人と同じように何本も大量に採血すると貧血や身体的負担につながってしまいます。そのため、必要最小限の量で最大の精度を得ることが最優先されます。ただし、敗血症が強く疑われる場合などは例外的に複数セットを検討します。 当院の血液培養2セット実施率は過去3年で73.79%、66.95%、59.25%と、そこまで高い値ではない理由としては、小児の血液培養実施数を含んでいるからです。成人の血液培養2セット実施率は毎月95%以上を維持できております。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
512 463 90.43
広域スペクトル抗菌薬治療開始後、抗菌薬処方前に採取した検体の細菌培養同定検査、薬剤感受性試験結果から、より狭域スペクトル抗菌薬に変更や、感受性が悪かった場合に適正な抗菌薬に変更をするために、検査実施率は重要な指標です。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
92972 283 3.04‰
転倒・転落発生率は下記の計算方法です。
(退院患者に発生した転倒・転落件数 / 退院患者の在院日数の総和) ×1000
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
92972 2 0.02‰
入院生活は、住み慣れた環境とは異なり、病気や怪我による体力や運動機能の低下が加わることで転倒・転落の危険性が高くなります。当院の転倒転落防止対策の基本は、入院時に転倒転落のリスク評価を行い、個々の患者さんに適した安全な環境を提供する事前対策です。しかし、入院患者さんの高齢化は、転倒・転落発生率に大きく関与しており、当院においても、昨年の総件数は約380件、その約8割が65歳以上の高齢患者さんでした。転倒転落防止対策を行っても防ぎきれない転倒転落があることを 入院時に患者さんやご家族に説明し、理解していただけるように努めております。 また、やむを得ず、転倒・転落が発生した場合においても、昨年より転倒時の衝撃を吸収し軽減させるマットを導入し、骨折などの外傷を最小限に抑える対策に力を入れております。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1556 1534 98.59
予防的抗菌薬の最高血中濃度付近での手術開始が手術部位感染症の予防に不可欠なため、手術開始1時間前の抗菌薬投与の実施率は重要な数値です。当院では高い投与率を維持できています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
88082 76 0.09
褥瘡は、同じ場所に圧力が一定時間加わることで、血流が遮断され圧迫された場所に壊死や潰瘍を引き起こします。予防には①スキンケアと②体圧分散を考慮した体位変換やポジショニングが重要となります。
院内では、充実した体圧分散寝具を取りそろえ、褥瘡発生のリスクがある患者さんの状態に応じて適切な体圧分散寝具の選定が行える環境を整えています。また、スキンケアの一環として保湿セットを活用したケアを行い、皮膚のバリア機能を保つアプローチを行っています。近年では、医療関連機器圧迫褥瘡(Medical Device-Related Pressure Ulcer)も注視されており、その対策にも取り組んでいます。
褥瘡対策チームが目指しているのは、①急性期医療を必要とする患者さんが安全に治療を完遂し、褥瘡が発生することなく療養場所に戻る事が出来るよう働きかけること、そして②地域や医療機関と連携して継続し、予測できる事態にそなえた対応策を考えつなぐことです。
チームのとりくみやケアの質を振り返り、改善することで、患者さんのQOL向上と安全な療養生活を支えてまいりたいと思います。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
4741 1420 29.95
 当院では、HUC患者さんに対し入院から48時間以内に、また、医師より特別な栄養管理の必要性がありの患者さんに対し、 7日以内に栄養に関する状態の評価(アセスメント)を行います。 入院早期から栄養管理を行うことで、治療効果の向上や合併症の予防、入院期間の短縮を見込みます。 今後も積極的に取り組みを拡大して参ります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
92972 2595 2.79
入院中の患者さんの身体的拘束の実施率です。 計算式は(身体的拘束日数の総和/退院患者の在院日数の総和)×100としています。 当院において身体的拘束がやむを得ないと判断するのは「切迫性」「非代替性」「一次性」の3つの要件を全て満たす場合のみです。これらの要件を満たすか否かの判断は医師および複数の医療スタッフによって判断しています。患者さんの人権を尊重し安全確保に十分配慮し、身体的拘束を最短・最小限にとどめ、なるべく早期に身体的拘束を解除できるように努めます。
更新履歴
2026/10/1
病院情報の公表をしました