2023年度は、学年の壁を超えて、協同学習に取り組みました。
協同学習とは小グループで一緒に学習に取り組むことにより、学生同士が教え、学び合う学習方法です。

さまざまな視点で学び、お互いの学習を最大限高め、他学年との交流の場として有意義な時間を過ごすことができました。時期は、10月31日に2・3年生、11月21日と1月10日に1・2年生、2月28日に1・3年生で行いました。

1・2年生は、看護技術確認や基礎看護学実習前の準備として、必要な知識やバイタルサイン測定援助技術
患者さんへの声掛けや関わり方について、直接先輩から助言を受ける良い機会となりました。
2・3年生は、成人・老年看護学実習前の準備として、2年生が予め計画した患者設定、看護援助項目に対して、
3年生から助言を受けながら行いました。
1・3年生は、教科『基礎看護技術総論』内の演習に、患者役およびチューターとして参加し、事例に基づいた日常生活援助について、3年生から助言を受けながら行いました。
教室で小グループに分かれて、安心して実習に臨むためのアドバイスを先輩より受けました。

実習室では、上級生が患者役となり、指導役の学生より実習の経験も踏まえて、直接、看護援助技術の指導・助言を受けました。実施後のアンケートでは、「バイタルサイン測定について不安があったが、先輩と一緒に測定し助言をもらったことで、自信につながった。」「実習での経験を根拠づけて教えてもらい、実際に実習に行ったときに役立った。」「1年(2年)の差は大きく凄いと感じた。」「臨地実習での積み重ねが大きいと感じた」などの感想が聴かれ、先輩の姿が凛々しく、憧れの存在に映った様子でした。また、上級生にとっても、人にわかりやすく、根拠に基づいて説明することの難しさと、大切さを再認識する貴重な機会となりました。