NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)による認定病院
卒後臨床研修評価機構は国民に対する医療の質の改善と向上を目指すため、臨床研修病院における研修プログラムの評価や人材育成等を行い、公益の増進に寄与することを目的として設立されたNPO法人であり、当院は2016年2月に初回の認定を受け、臨床研修病院として、多くの医師を輩出いたしましたが、これからも良質な医療を提供できる医師を育成してまいります。

研修ローテーション
TRAINING
1年次-2年次(58週間)
内科は老年・総合内科、循環器内科、脳神経内科、消化器内科、内分泌・代謝内科、腎臓内科、呼吸器内科、血液内科のローテーション研修を行います。その他、病理解剖が実施される際に、解剖に参加し、CPCにおける発表などを行います。また、救急医療研修の期間は全科の救急患者の診察に関して研修を行い、さらに二次救急病院として休日、夜間にも研修を行い補足します。
モデルケース
- 2週間
- オリエンテーション
- 24週間
- 内科
- 12週間
- 外科
- 8週間
- 救急科
- 8週間
- 麻酔科
- 4週間
- 小児科
※2年間を105週間としています
2年次(47週間)
精神科、産婦人科の分娩は協力型研修病院で、地域医療は近辺の診療所等において研修を行います。選択研修は必須研修科以外の眼科、皮膚科、放射線科などの選択もできます。
モデルケース
- 4週間
- 精神科
- 4週間
- 地域医療
- 4週間
- 産婦人科
- 2週間
- 脳神経外科
- 2週間
- 耳鼻咽喉科
- 31週間
- 選択科
※2年間を105週間としています
その他
- ●勉強会:初期診療講座、実践臨床講演会、CPC、内科会(症例発表会)救急部症例検討会などの勉強会を行います。
- ●心肺蘇生トレーニング:オリエンテーションでBLSコース、その後ICLSコース受講を行います。2年次はインストラクターやタスクとしての参加が可能です。AHAのBLS、ACLSのライセンス等、研修に必要とされる資格取得の費用には補助があります。
- ●当院において研修が行われている間は、休日・夜間時に内科系医師、外科系医師の指導のもと、交替で救急研修を行います。
プログラム詳細
PROGRAM DETAIL
医療人として必要な基本的姿勢・態度を習得するために研修医が適切な指導医のもとでプライマリ・ケアに必要な幅広い知識と能力を得るとともに生涯学習の精神を保ち、常に進歩する医学に対応できる知識と技術の習得法を学びます。患者-医師関係においては医療を受ける人々の人格を尊重し、医療内容をよく説明し、信頼を得るようにするとともに医療の社会的重要性、高い公共的役割を会得します。これらの目的を達するために研修医は指導医とともに医療関係者と協力して医療につくし、医療の安全管理の方策を身につけ、診療計画の立案実行をおこないます。このようにして医師としての幅広い資質の向上を図ることが本研修プログラムの目的であります。
※研修プログラムについては愛知県にて変更内容を審議中です
初期臨床研修の概要
ABOUT
診療内容紹介
当院は昭和31年7月に名古屋市西区の名鉄電車栄生駅に隣接した職域病院として開設しました。その後、順次機能を充実し、現在では総合病院として地域に密着した医療を行っています。外来・入院ともに患者数は多くかつ多彩であり、2年間の研修で経験する症例は豊富です。
● 救急医療の提供の実績
医療計画上の位置づけ | 二次救急指定病院 |
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救急専用診療室の有無 | 有り |
救急医療を行う診療科 | 内科/外科/小児科/その他(脳神経外科、整形外科ほか) |
患者数 | 救急外来患者:10,175名 救急車取扱件数:5,547件 |
休日・夜間救急
回数 | 月平均 4回程度(4~5月を除く) |
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休日や夜間時の勤務体制 | 上級医 2名(研修医を含まない数) 研修医 1名(4~5月は1年次1名、2年次1名の2名体制です。 6月以降、休日の日勤及び2次救急輪番日の夜勤は原則1年次1名、2年次1名で行います) |
※輪番日や年末年始等を除く代表的な例
教育体制
研修管理委員長名および役職 | 竹田欽一 名鉄病院 副院長 |
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臨床病理研究会(CPC) の実施状況 |
年間実施回数:5回(2023年度実績) |
図書室 | 有り |
インターネット利用環境 | 有り |
学会、研究会への参加費用支給 | 有り |
研修医室 | 有り |
アプリ制度 | 「UpToDate」の利用料金は病院負担 |
年次報告
Report