~診療看護師とは~
診療看護師(Nurse Practitioner:NP)は、「患者のQOL向上のために医師や多職種と連携・協議し、倫理的かつ科学的根拠に基づき一定レベルの診察を行うことのできる看護師」とされています(日本NP教育大学院協議会)。看護をバックグラウンドに医学を学ぶことで医師と共通言語を持って診療にあたります。チーム医療の一員として、多職種と連携・協働し、治療と看護の両面から患者さんに安心・安全でより良い医療を提供できるように関わっています。

~当院の診療看護師の紹介~
当院では、2016年から麻酔科で1名の診療看護師が活動しています。麻酔領域では、麻酔科医師とともに麻酔の導入から覚醒までを担当しています。麻酔に関する医療行為は直接的指示もしくは特定行為手順書*に沿って行っています。鎮痛方法や麻酔方法を患者さま個人個人に合わせて行うことで、出来るだけ苦痛を感じないような麻酔を心がけています。

*特定行為とは、診療の補助で有り、看護師が手順書により行う場合には実践的な理解力、思考及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技術が特に必要とされる38行為の事である(厚生労働省ホームページ)。